Okta の管理コンソールで、Aiyori のアプリを OpenID Connect で作り(SSO)、割り当てた社員とグループを SCIM 2.0 で Aiyori に送ります。
共通の値と、うまくいかないときの見る所は、会社の ID 基盤とつなぐのページにあります。画面の名前は、Okta のものを[]、Aiyori のものを「」で書いています(Okta は 2026 年 10 月時点の日本語の画面の名前に、英語の名前を添えています)。
要るもの
- Okta の管理コンソール(https://(組織)-admin.okta.com)で、アプリケーションの管理者(Application Administrator)以上の役割。
- SSO は、Okta の Single Sign-On で使えます。SCIM には Lifecycle Management が要ります。
- Aiyori の組織の管理者が、講師の画面の「設定」→「会社の ID 基盤とつなぐ」を開けること。
1. アプリを作る(OpenID Connect)
- 管理コンソール →[アプリケーション(Applications)]→[アプリケーション]→[アプリ統合を作成(Create App Integration)]。
- サインイン方法は[OIDC - OpenID Connect]、アプリケーションタイプは[Webアプリケーション]→[次へ(Next)]。
- 下の表の値を入れて[保存(Save)]。
- [General]タブで、Client ID と Client secret を控えます。シークレットは、その行の目のマークで表示してコピーします。
- [クライアントの資格情報]の[編集]→[追加の検証としてPKCEを要求]にチェック →[保存(Save)]。クライアント認証は[クライアントシークレット](既定)のままです(Aiyori は PKCE を送ります)。
- Okta のダッシュボードのタイルから入れるようにするときは(任意)、[Login initiated by]を[Either Okta or App]にして、[Initiate login URI]に https://app.aiyori.app/
api/ web/ sso/ start?code=(組織コード)を入れます。
- App integration name
- Aiyori
- Grant type
- Authorization Code だけ(既定のまま)
- Sign-in redirect URIs
- https://app.aiyori.app/
api/ web/ sso/ callback - Sign-out redirect URIs
- 空のままでかまいません
- Assignments
- Limit access to selected groups(あとで割り当てる)か、Skip group assignment for now
2. Aiyori に入れる(SSO)
Aiyori の講師の画面 →「設定」→「会社の ID 基盤とつなぐ」→「SSO」に入れて、「保存する」を押します。
- 発行元の URL(Issuer)
- https://(組織).okta.com(Okta の組織の認可サーバー。管理コンソールの URL から -admin を取ったもの)。独自のドメインを使っている会社は、その URL。
- クライアント ID・クライアントシークレット
- 1 で控えたもの
- 受け付けるメールアドレスのドメイン
- 会社のメールのドメイン(1 行に 1 つ)
発行元は、末尾に /oauth2/default が付いたカスタムの認可サーバーでもかまいません(API Access Management を契約している会社)。どちらにするかは、ブラウザで発行元の URL のあとに /.well-known/openid-configuration を付けて開き、issuer の値と同じものを入れます。
[Assignments]タブで試す人を割り当て、Aiyori のログイン画面 →「会社のアカウントでログイン」→ 組織コード → Okta のログイン → Aiyori に戻れば、つながっています。管理者は、「自分で試しにログイン」の「自分の会社のアカウントで試す」でも試せます。
3. SCIM(Provisioning)
- Aiyori の「会社の ID 基盤とつなぐ」→「SCIM」で、「鍵の名前」に Okta と入れて「鍵を作る」→ 出てきた鍵を控えます(この画面でしか見えません)。
- Okta の Aiyori のアプリ →[General]タブ →[App Settings]の[Edit]→[Provisioning]で SCIM を選び、[Save]。この項目が出ないときは、下の 4 のやり方(SCIM を別のアプリでつなぐ)でつなぎます。
- [Provisioning]タブ →[Integration]→[Edit]で下の表の値を入れ、[Test Connector Configuration]で Create Users・Update User Attributes・Push Groups に印が付けば、[Save]。
- [Provisioning]タブ →[To App]→[Edit]→ Create Users・Update User Attributes・Deactivate Users を Enable にして、[Save]。Sync Password は入れません。新規ユーザーの作成時にパスワードを設定する項目は外します(Aiyori はパスワードを持ちません)。
- 属性の対応(Aiyori User Profile Mappings)は、既定のままでかまいません。userName が会社のメールアドレスになっていることを確かめます(既定は Okta のユーザー名で、ふつうはメールアドレスです)。
- [Assignments]タブで、Aiyori に入れるグループを割り当てます。割り当てた人が、Aiyori の受講者になります。
- [Push Groups]タブ →[+ Push Groups]→ 部署などのグループを選んで[Save]。Aiyori のグループになります。
- SCIM connector base URL
- https://app.aiyori.app/
api/ scim/ v2 - Unique identifier field for users
- userName
- Supported provisioning actions
- Push New Users・Push Profile Updates・Push Groups にチェック(Import New Users and Profile Updates は要りません)
- Authentication Mode
- HTTP Header。Authorization(Bearer)に、1 で控えた鍵
4. SCIM を別のアプリでつなぐ(3 の項目が出ないとき)
OpenID Connect のアプリの[General]タブに、Provisioning の項目が出ないことがあります。そのときは、SCIM だけを Okta のカタログのアプリでつなぎます。
- [アプリケーション]→[アプリケーション]→[アプリカタログを参照(Browse App Catalog)]→ SCIM 2.0 Test App で探し、[SCIM 2.0テストアプリ(ヘッダー認証)](SCIM 2.0 Test App (Header Auth))→[統合を追加(Add Integration)]。
- 一般設定: アプリケーションラベルは Aiyori SCIM。[アプリケーションのアイコンをユーザーに表示しない]にチェックし(受講者にはタイルを見せません)、[ブラウザープラグインの自動送信]は外して[次へ(Next)]。
- サインオンオプションは、既定のままでかまいません(ログインは 1 のアプリで行うので、使いません)。[アプリケーションユーザー名の形式]をメールアドレスにして、[完了(Done)]。
- [プロビジョニング(Provisioning)]タブ →[API統合を構成(Configure API Integration)]→[API統合を有効化]にチェック → Base URL に https://app.aiyori.app/
api/ scim/ v2、API Token に 3 の 1 で控えた鍵をそのまま貼り、[API資格情報をテスト(Test API Credentials)]→[保存(Save)]。 - あとは 3 の 4〜7 と同じです(To App・属性の対応・割り当て・Push Groups)。
- SSO のアプリ(Aiyori)と SCIM のアプリ(Aiyori SCIM)には、同じグループを割り当てます。
このアプリは、API Token の値を、前に Bearer を付けずにそのまま送ります。Aiyori は、どちらの形でも受け付けます。
5. つないだ日に確かめること
- 割り当てた 1 人が、会社のアカウントで入れる。割り当てていない人は、Okta の画面で止まる。
- 割り当てた人が Aiyori の受講者に出て、Push したグループに入っている。
- その人の割り当てを外す(または Okta で Deactivate する)と、Aiyori で「会社の設定で停止中」になり、ログインできない。戻すと入れる。
Okta の決まりごと
- 使う SCIM の操作は、ユーザーの作成・属性の更新・無効化(Deactivate)・グループの Push です。パスワードの同期と、Aiyori から Okta への取り込み(Import)は使いません。
- 割り当てを外すと、Okta は active: false を送ります(DELETE は送りません)。Aiyori では、どちらも停止で、受講の記録は残ります。
- SSO で入った人は、SCIM で作った受講者に、会社のメールアドレスで結び付きます。
- SCIM の鍵に期限はありません。替えるときは、Aiyori で新しい鍵を作って Okta の Integration に入れなおしてから、古い鍵を「無効にする」にします。
