Google Cloud のプロジェクトに OAuth クライアントを作り、会社の Google Workspace のアカウントで Aiyori にログインできるようにします(SSO。OpenID Connect)。
共通の値と、うまくいかないときの見る所は、会社の ID 基盤とつなぐのページにあります。画面の名前は、Google のものを[](2026 年 10 月時点の日本語の画面)、Aiyori のものを「」で書いています。
できること・できないこと
- SSO(OpenID Connect)
- できます。会社の Google アカウントでログインします。
- SCIM
- できません。Google Workspace が SCIM で人を送るのは、Google のカタログにあるアプリだけです。
SCIM の代わりにすること
- Aiyori の「まだ登録されていない人が来たら、受講者として登録する」を入れます。会社のドメインの人が初めてログインしたときに、受講者になります。
- 部署などのグループ分けと、前もっての登録は、Google の管理コンソールから書き出した名簿を、Aiyori の「まとめて登録」(CSV)で入れます(下の 4)。
- 退職した人は、Google のアカウントを止めればログインできなくなります。Aiyori の受講者は残るので、毎月の名簿の取り込みのときなどに、講師が受講者の画面で停止か利用終了にします。
- どうしても自動にしたい会社は、Okta や Microsoft Entra ID を Google の前に置けば、SCIM を使えます。
要るもの
- Google Cloud のコンソール(https://console.cloud.google.com)で、会社の組織の中にプロジェクトを作れる人。
- Google Workspace の管理コンソールの特権管理者は要りません(Aiyori が求めるのは openid email profile だけで、機密の範囲を使いません)。
- 費用はかかりません(OAuth クライアントは無料です)。
1. プロジェクトと同意の画面
- Google Cloud のコンソール → 上のプロジェクトの選択 →[新しいプロジェクト]→ 名前は aiyori-sso、[組織]に会社の組織を選んで[作成]。
- [Google Auth Platform](メニューの[API とサービス]→[OAuth 同意画面]から入ります)→[開始]。アプリ名は Aiyori、ユーザー サポートのメールと連絡先には IT 担当のアドレス、[対象]は[内部]にして、同意して[作成]。
- [データアクセス]には何も足しません(openid・email・profile は、はじめから使えます)。
[対象]を[内部]にすると、会社の Google Workspace の人だけがログインできます。会社の外の Google アカウントは、Google の画面で止まります。
2. OAuth クライアント
- Google Auth Platform →[クライアント]→[+ クライアントを作成]。
- アプリケーションの種類は[ウェブ アプリケーション]、名前は Aiyori。
- [承認済みのリダイレクト URI]→[+ URI を追加]→ https://app.aiyori.app/
api/ web/ sso/ callback。[承認済みの JavaScript 生成元]は空のままでかまいません。 - [作成]→ クライアント ID とクライアント シークレットを控えます。シークレットは、あとから見られないことがあります。控え忘れたら、クライアントの画面で新しいシークレットを足して入れ替えます。
3. Aiyori に入れる
Aiyori の講師の画面 →「設定」→「会社の ID 基盤とつなぐ」→「SSO」に入れて、「保存する」を押します。
- 発行元の URL(Issuer)
- https://accounts.google.com
- クライアント ID
- 2 で控えたもの(….apps.googleusercontent.com)
- クライアントシークレット
- 2 で控えたもの
- 受け付けるメールアドレスのドメイン
- 必ず入れます(空では保存できません)。会社の Google Workspace の主ドメイン(例 example.co.jp)と、社員のメールアドレスに使っている別のドメイン(セカンダリ ドメイン)があればそれも、1 行に 1 つ。
- 自動の登録
- 「まだ登録されていない人が来たら、受講者として登録する」を入れます(SCIM が無いため)。
保存したら、会社のアカウントで 1 人ログインして確かめます(ログイン画面 →「会社のアカウントでログイン」→ 組織コード → Google のアカウントの選択 → Aiyori に戻る)。管理者は、「自分で試しにログイン」の「自分の会社のアカウントで試す」でも試せます。
発行元の https://accounts.google.com は、どの Google アカウントでも同じです。だれが入れるかは、同意の画面の[内部]と、Aiyori の受け付けるドメインの 2 か所で絞ります。どちらも必ず設定してください。
4. 名簿とグループ
- Google の管理コンソール →[ディレクトリ]→[ユーザー]→[ユーザーをダウンロード](CSV)。
- 表計算ソフトで開き、氏名(姓と名を 1 つの列にまとめる)・メールアドレス・部署(組織部門の Org Unit Path などを、分かりやすい名前に)の 3 列にして、見出しをこの名前に書き換えます。Google の見出し(Email Address [Required] など)のままでは読めません。
- Aiyori の受講者の画面 →「まとめて登録」に貼るか CSV を選ぶ →「確かめる」→ 登録。部署の列がグループになります(1 回 1,000 人まで)。
- 入社・異動のたびに(または毎月)、同じことをします。同じ人は直されるだけで、二重にはなりません(社員番号 → メールアドレスの順で見分けます)。
5. つないだ日に確かめること
- 会社のアカウントで入れる。初めての人は、受講者として登録される。
- 会社の外の Google アカウント(個人の gmail.com)は、Google の画面で止まる(同意の画面が[内部]のため)。止まらなくても、Aiyori で入れない(hd が無いため)。
- Google のアカウントを停止した人は、会社のアカウントで入れない。
Google Workspace の決まりごと
Aiyori は、Google のログインのあとに、次のことを確かめます。
- ID トークンの発行元(iss)が https://accounts.google.com か accounts.google.com であること(Google はどちらも使います)。
- hd(その人の Google Workspace の主ドメイン)が、受け付けるドメインのどれかであること。個人の Google アカウント(gmail.com など。hd がありません)と、ほかの会社の Workspace の人は入れません(同意の画面を[外部]にしてしまっても、ここで止まります)。
- メールアドレス(email)のドメインも、受け付けるドメインのどれかであること。email_verified が false の人は入れません。
- 初めての人は、自動の登録を入れていれば、受講者として登録されます(ID はメールアドレスの @ の前、名前は Google の表示名)。2 回目からは、Google の sub で同じ人と分かります。
